悩み解決

メーカーが違う塗料に置き換えるときの考え方

説明書はクレオスの品番で書いてあるのに、近所の店にはタミヤしか置いていない。 こういうとき、多くの人は互換表を探します。ただ互換表には構造的な穴があって、 そこにはまると「表のとおりに買ったのに違う色だった」が起こります。 穴の場所と、その先の探し方をまとめました。

最終更新 2026-08-15

互換表がうまくいかない3つの場面

1. 同じ名前なのに、色が違う

「オリーブドラブ」「レッドブラウン」のような一般的な色名は、各社が別々に決めています。 名前が一致していても同じ色である保証はありません。 逆に、たまたまよく合っていることもあります。名前だけでは判断できないのが実情です。

2. 名前が違うのに、色は近い

こちらのほうが厄介です。名前で引く表からは絶対に出てこない候補が、実際には存在します。 軍用の色名で探しているうちは、同じ色みの一般色や自動車色が候補に入りません。

3. そもそも表に載っていない

互換表は作った人が対応づけた範囲しかありません。 新しく出た色、シリーズ違い、海外ブランドは、多くの表で抜けています。

名前ではなく、カラーコードで引く

穴を全部ふさぐ方法はひとつで、名前を経由せずに色そのもので探すことです。 ぬりおたは943色ぶんのカラーコードを持っているので、 メーカーもシリーズも関係なく、色の近い順に全部を並べられます。 名前が違っても、表に載っていなくても、色が近ければ必ず上に出てきます。

  1. 全色一覧から、説明書に書いてある品番のページを開きます。
  2. そのページのカラーコードを控えます。
  3. トップページでそのカラーコードを入力すると、全色が近い順に並びます。
  4. 手に入るメーカーのものが出てくるまで、上から順に見ていきます。

実例で見る、3つのパターン

名前も色も合っている例

タミヤ XF-62 オリーブドラブGSIクレオス C12 オリーブドラブ(1) の差は 1.8(かなり近い)です。 この場合は互換表のとおりで問題ありません。

名前は違うのに近い例

タミヤ XF-63 ジャーマングレイ を探しているとき、 互換表なら「クレオスのジャーマングレイ相当」を探すはずです。 ところが実際に近いのは次の2つでした。

候補色の差近さ
ガイアノーツ 074 ニュートラルグレーIV2.3かなり近い
GSIクレオス C32 軍艦色(2)4.1近い

どちらもジャーマングレイという名前ではありません。 名前で引いていたら候補にすら上がらなかった色です。

近いものが見つからない例

同じ XF-62 オリーブドラブ をガイアノーツの中だけで探すと、 一番近いものでも色の差は 8.8(やや近い)でした。 この場合は素直に他のメーカーで買うか、混色で作るほうが確実です。 無理に近いことにせず、諦めどころが分かるのも数値で見るよさです。

色が合っても、確認したいこと

見るところなぜ
塗料の種類 ラッカー・水性アクリル・エナメルは、下地の溶かし方が違います。 重ね塗りの順番を間違えると下の層が溶けます。 → 種類の違いと置き換えの可否
つや 光沢とつや消しでは、同じカラーコードでも明るさの印象が変わります。 → つやの違い
金属色かどうか 金属色はカラーコードが近くても別物になります。 → 金属色の選び方

メーカーの垣根なしで、色から探す

943色をまとめて近い順に並べます。名前が違う色も、表に載っていない色も、同じ土俵に出てきます。

色から塗料を探す