悩み解決
メーカーが違う塗料に置き換えるときの考え方
説明書はクレオスの品番で書いてあるのに、近所の店にはタミヤしか置いていない。 こういうとき、多くの人は互換表を探します。ただ互換表には構造的な穴があって、 そこにはまると「表のとおりに買ったのに違う色だった」が起こります。 穴の場所と、その先の探し方をまとめました。
互換表がうまくいかない3つの場面
1. 同じ名前なのに、色が違う
「オリーブドラブ」「レッドブラウン」のような一般的な色名は、各社が別々に決めています。 名前が一致していても同じ色である保証はありません。 逆に、たまたまよく合っていることもあります。名前だけでは判断できないのが実情です。
2. 名前が違うのに、色は近い
こちらのほうが厄介です。名前で引く表からは絶対に出てこない候補が、実際には存在します。 軍用の色名で探しているうちは、同じ色みの一般色や自動車色が候補に入りません。
3. そもそも表に載っていない
互換表は作った人が対応づけた範囲しかありません。 新しく出た色、シリーズ違い、海外ブランドは、多くの表で抜けています。
名前ではなく、カラーコードで引く
穴を全部ふさぐ方法はひとつで、名前を経由せずに色そのもので探すことです。 ぬりおたは943色ぶんのカラーコードを持っているので、 メーカーもシリーズも関係なく、色の近い順に全部を並べられます。 名前が違っても、表に載っていなくても、色が近ければ必ず上に出てきます。
- 全色一覧から、説明書に書いてある品番のページを開きます。
- そのページのカラーコードを控えます。
- トップページでそのカラーコードを入力すると、全色が近い順に並びます。
- 手に入るメーカーのものが出てくるまで、上から順に見ていきます。
実例で見る、3つのパターン
名前も色も合っている例
タミヤ XF-62 オリーブドラブ と GSIクレオス C12 オリーブドラブ(1) の差は 1.8(かなり近い)です。 この場合は互換表のとおりで問題ありません。
名前は違うのに近い例
タミヤ XF-63 ジャーマングレイ を探しているとき、 互換表なら「クレオスのジャーマングレイ相当」を探すはずです。 ところが実際に近いのは次の2つでした。
| 候補 | 色の差 | 近さ |
|---|---|---|
| ガイアノーツ 074 ニュートラルグレーIV | 2.3 | かなり近い |
| GSIクレオス C32 軍艦色(2) | 4.1 | 近い |
どちらもジャーマングレイという名前ではありません。 名前で引いていたら候補にすら上がらなかった色です。
近いものが見つからない例
同じ XF-62 オリーブドラブ をガイアノーツの中だけで探すと、 一番近いものでも色の差は 8.8(やや近い)でした。 この場合は素直に他のメーカーで買うか、混色で作るほうが確実です。 無理に近いことにせず、諦めどころが分かるのも数値で見るよさです。
色が合っても、確認したいこと
| 見るところ | なぜ |
|---|---|
| 塗料の種類 | ラッカー・水性アクリル・エナメルは、下地の溶かし方が違います。 重ね塗りの順番を間違えると下の層が溶けます。 → 種類の違いと置き換えの可否 |
| つや | 光沢とつや消しでは、同じカラーコードでも明るさの印象が変わります。 → つやの違い |
| 金属色かどうか | 金属色はカラーコードが近くても別物になります。 → 金属色の選び方 |