悩み解決

光沢・半光沢・つや消しで、同じ色でも見え方が変わる話

カラーコードがまったく同じでも、つやが違うと別の色に見えます。 「数字は近いのに、塗ってみたらイメージと違う」の原因は、たいていここです。 仕上げの選び方と、置き換えるときにどこまで気にすればいいかをまとめました。

最終更新 2026-08-15

つやは、色そのものより印象を左右します

塗装面のつやは、光をまっすぐ跳ね返すか、散らすかの違いです。 光沢は当たった光をそのまま返すので、明るいところは白く飛び、暗いところは深く沈みます。 つや消しは光を散らすので、面全体が均一に見え、色はやや明るく、そして白っぽく感じられます。

同じ黒でも、光沢の黒は「濃くて深い黒」、つや消しの黒は「灰色に近い黒」に見えます。 ぬりおたが持っているカラーコードはこの差を含んでいません。 数値だけを見て選ぶと、ここでずれます。

5つの仕上げと、向いている場所

ぬりおたでは、塗料を5種類の仕上げに分けています。

仕上げ収録数向いている場所
光沢282色 車のボディ、バイクのタンク、つやのある機体。デカール(シール)を貼る面にも向きます
半光沢144色 実物にうっすらつやがあるもの全般。迷ったときの落としどころにもなります
つや消し317色 戦車、軍用機、フィギュアの服。実物の質感に近く、いちばん収録数が多い仕上げです
メタリック175色 金属部分。粒子が入っているので、色の近さだけでは選べません → 金属色の選び方
パール26色 見る角度で色が変わる表現。多くは下地の色ありきで使います

デカールを貼るなら、順番が決まっています

シールの縁が白く浮く「シルバリング」は、つや消しの面にデカールを貼ると起きやすい現象です。 面が細かくざらついていて、シールとの間に空気が残るためです。

そこで、つや消しに仕上げたい機体でも次の順で進めます。

  1. 基本色を塗ります(つや消しでかまいません)。
  2. デカールを貼る場所に光沢のクリアーを吹いて、つるつるにします。
  3. デカールを貼ります。
  4. 最後に全体へつや消しのクリアーを吹いて、つやを揃えます。

最後のつや消しクリアーが全体のつやを決めるので、 途中の塗料のつやは思ったほど最終結果に響きません。ここが次の話につながります。

置き換えるとき、つやはどこまで気にするか

あなたの予定つやの一致
最後にクリアーでつやを揃える 気にしなくて大丈夫です。色の近さだけで選べます
塗りっぱなしで完成にする 合わせてください。同じ仕上げの候補から選びます
すでに塗った面に継ぎ足す 必ず合わせてください。つやが違うと境目がはっきり出ます
上からウェザリング(汚し)をする 半光沢以上のほうが拭き取りやすく、作業は楽になります

ぬりおたのトップページには仕上げでの絞り込みがあります。 「つや消しの中から近い色」のように、条件を決めてから色の近い順に並べられます。 各塗料のページにも、その色の仕上げが書いてあります。

色を選び直したくなったときの目安

同じ色をつや消しに変えると、少し明るく見えます。逆に光沢に変えると、締まって濃く見えます。 それを見越して選ぶなら、つや消しにするときはほんの少し暗いほうへ、 光沢にするときはほんの少し明るいほうへずらすと、狙いに近づきます。

とはいえ、この差は色の差の数値でいえば数ポイント程度の話です。 色の差が3以下の候補が複数あるなら、 その中から同じ仕上げのものを選ぶだけで十分です。

仕上げを決めてから、近い色を探す

つや消しだけ、光沢だけ、と絞り込んでから色の近い順に並べられます。

色から塗料を探す